再整備・保存修理工事ラッシュ中

ひねもす・のたり

 

原爆ドーム

建築から100年余りが経過し老朽化が進み、被爆後5回目となる保存工事が行われ、3月末までに工事が終わる予定です。

ドームのアーチ型の天井部分などの鋼材のさびを落とし、被爆当時の色に近づける「こげ茶色」に塗り直し、レンガの継ぎ目などには、劣化を防止するため「しっくい」を塗り付けての補修です。

 

慰霊碑の先に足場のドーム

 

慰霊碑の真ん中に足場のドーム


 

来月中には足場撤去保存工事完了

 

慰霊碑裏側から平和公園入口を見る


 

石畳の張り替えが遅れ気味

 

噴水と嵐の中の母子像


 

次は広島駅前の再整備

広島市とJR西日本、広島電鉄の3者が、広島駅南口広場の再整備を進めています。

従来の駅ビルは2020年3月に閉館しました。新駅ビルは地上20階建て、ホテルや商業施設、シネマコンプレックスを備える複合ビルになります。

また、路面電車が駅前大橋線を経由するルートに変更され、新駅ビルの2階に高架で乗り入れることになります。

良いポイントからの写真が撮れず苦戦しました。悪しからず。

 

 

向かいのビル4Fから駅前正面

 

東から西向き(防音パネルで殺風景です)


 

電車のこの始発終点も様変わりとなります。

 

この電車は低床で乗降りに優しい宮島行き


 

こんな仕上がりになります。(公式HPより借用)

 

地図(公式HPより借用)


まだまだ先の完成ですが、2025年春の開業が楽しみです。

 

そして嚴島神社の大鳥居

1875年の建立から140年以上が経過し、損傷や老朽化が進み、令和元年6月から大規模な保存修理工事が行われています。

終了時期は未定ですが、東回廊・客神社・平舞台などを含めて大規模です。令和4年度中には全体が完了するのではないでしょうか。世界遺産ともなると維持が大変ですね。(以下写真はネットから借用しました。)

 

大鳥居の足場架設風景

 

日々潮の干満が有るので工事調整も大変。


以上・・広島の今・・でした。

コメント: 1
  • #1

    お矢来すずめ (木曜日, 11 2月 2021 16:33)

    のたりさん、こんにちは。

    広島市は都市機能再生のスピードといい規模といい圧倒的でさすが中四国唯一の百万都市ですね。

    半面、昭和20年8月6日の朝起こった惨劇の記憶を留める行為も広島市にとっては大切な責務でしょうね。

    私の祖母は惨劇の直後、実の姉の安否を尋ねて西条から広島に入り二次被爆し被爆者手帳を貰っていましたので私も平和記念公園には何度か訪れましたが、その度に目にする・・
        安らかに眠ってください 過ちは繰り返しませんから
    と刻まれた慰霊碑の言葉が胸に迫ってくるのです。

    そしてあのルバング島から帰還された小野田寛郎さんが平和公園を訪れた時この慰霊碑の言葉を見て、、これはアメリカが書いたのか・・と言われたそうです。日本人として絶対に心の中に留め置かなければならないもう一つの感慨ではないかと思いっているのです。