ぶらりすずめの股旅日記

お矢来すずめ

 

3月の中旬、穂高連峰・西穂高岳を目指しました。

井上靖の「氷壁」、映画「穂高絶唱」の風景は若き日の穂高岳への憧憬を想起させるものとして今まで、この歳になるまで潜ませていたものでした。

 

特急うずしお、新幹線のぞみと乗り継いで名古屋からは特急ひだに乗り換え飛騨高山へ・・。

 

今回の山行の起点とした新穂高温泉郷のホテルには高山駅からバスで1時間40分。背後には百名山の笠ヶ岳を要したロケーション。

 

穂高連峰の一角を成す西穂高岳は蒼天にくっきりと反り上がっていました。

 

1.5メートルの根雪の上に積もった新雪をラッセル行で高度を上げてゆく・・と、前を行く赤いリュックの女性(単独行)、穂高にはかなり詳しく暫しうんちくを承る。

 

この時期にあっても半分雪に埋もれた西穂山荘、、北アルプスにあって数少ない通年営業をされての御苦労は並大抵ではないと推察できます。
私が受付を済ませて一息入れていると間もなく二人の若い歩荷が入って来て重そうな荷を解いていました。
この時期はヘリコプターが使えないので主に食糧品(一週間分)とのこと、山小屋スタッフはこの二人を含めて5人(男性3人、女性2人)、そしてこの日の泊り客は私を含めて6人で皆単独登山者ばかりでした。

 

午前中の晴れ間にそれぞれが山頂を目指す・・。

 

西穂高山頂を間近に望める稜線まで来ましたが、風が強くてガスや雲の動きも激しく何処まで踏破するか悩むところ・・。

 

山域を取り巻くガスがどんどん濃くなりつつ、この先、凍りついた岩嶺帯でルートファインディングを誤れば滑落する不安を禁じえず、やむなく今回の穂高挑戦は稜線上の小さなピーク・丸山までとしました。
雲の切れ間に同室だった男性と写真を撮りっこして下山したのですが、上の写真に写っている先行した大学生は何処まで踏破出来たのか・・。


景色は一転、、松本に下りてきました。
ここからは、東京にいる息子をあらかじめ呼び出しての親子旅。実は先年の真田探訪も旅好きの息子が付きあってくれてたんです。

 

縄手通り商店街・・古くからの城下町の名残りを残しつつ歩行者天国にして賑わっていました。

 

そして、夜はいつもの御当地居酒屋へ・・。ネットで見つけたジビエ肉専門店に腰を落ち着け親子水入らずで先ず一献。
写真は馬刺し盛り合わせと牡丹鍋(猪鍋)。この後、鹿のから揚げ、そしてキノコと熊肉のソテー・・と食べ尽くし最後はやっぱりざるそばで締めてきました。

御参考までに・・はじめて食べた熊肉、柔らかく濃厚な赤身でキノコ類との相性が癖になりそうな逸品でした。

 

特急あずさ号で東京へ向かう日からは快晴の旅となり、車窓から望む八ヶ岳連峰のなんと美しい山並みに・・次はここもいいかな~・・なんて二日酔いのボ~っとした頭で眺めていました。

 

久しぶりの大江戸参りです。
初めてスカイツリーにお目見え。真下から見上げると何かにもたれてないと後ろにひっくり返りそうです。
そして何んとその構造たるや底辺は三角なのに、展望デッキ辺りは円形に、しかも捻じらせながらパイプを繋ぎ合わせてるんですね~。
日本の先端技術にはただただ驚かされます。

 

その高度感は鳥瞰図などと生易しいものではなく、言うなれば飛行機の離着陸時を彷彿させる景色でした。

 

スカイツリーから両国のホテルまでは歩きでブラブラと・・・ふと目にチェックマーク点灯!赤ちょうちんに粋な店構え・・吸い込まれるように右手で暖簾を押し分け・・入る。
まだ明るいうちから店内は串焼きの煙と酔客の吐き出すアルコール臭でムンムン・・気分はのっけから吉田類!(BS6・毎月曜日放送超人気番組「酒場放浪記」)つい調子に乗り過ぎ、たらふく呑んで喰ったあげく喉元で吐くか我慢するか状態まで・・。

鵜がウナギを飲み込む時はこんな心境かな~(鵜が難儀するのでうなぎ・・とは?)。

 

両国界隈は古い物と新しい物が混在しつつ俳諧していて飽きないですね。
これなんかもちょっと度肝を抜かれるようなインパクトがありますが、内部の展示物はジオラマ風にいたって馴染みやすく江戸庶民の生活ぶりが分かり易く展示されてます。

 

両国国技館・・ちょうど大阪場所の真っ最中で皆さん出払って誰~れも居ませんでした。

 

ここはやっぱり両国、なんと地下から8階までぜん~ぶ、あの元関取がやってるちゃんこ店、見っけ・・次回の楽しみに。

 

すずめの一押し『みの家』・・両国から地下鉄一駅の深川にあってさくら鍋(馬肉鍋)、馬刺しが人気の蹴飛ばし屋。(気の短い江戸っ子はおもしろい形容をしますね)
東京でお昼をゆっくりできるときは、よくここで馬肉と冷やで一杯やるのが楽しみの一つなんです。


 

今度の旅も最終章・・帰路に着いたのぞみの車窓からは大好きな富士山が素晴らしい御姿を見せてくれてました。(富士市を通過中)
いつもそうなんですが、富士さんが綺麗に見えると見えないとでは、帰り道中のセンチメンタルな気分が随分と心地よいものになるんですね。

 

そして新幹線に乗ると歴史好きの私はどうしても見過ごせないスポットがあるんです。
これは関ヶ原付近を通過しているところです。16万を超える東西両軍が敵味方を秤に掛けつつ激闘を繰り広げた怒号と叫喚のあり様に想いを巡らせながら眺めるのですが、ものの2分もしないうちに呆気なく通過してしまうんです。観光地のトロッコ列車なんかスピードを緩め、停車までしてくれるんだけどね~JR東海さん、、、(^_^;)

 

そしてその後すぐに目に飛び込んでくる伊吹山へと想いは移り、、、関ヶ原から敗走しこの山中にて囚われの身となる義の人、三成の己が佐和山城下を山腹より見下ろす胸中は如何ほどの無念であったろうと・・。

 

そしてまた矢継ぎ早に安土城址。大好きというよりも、その目指した世界観や完璧なまでの生き様に興味をそそられる信長の夢の跡。

随分前に一度、その小さな山(ちょうど八堂山ぐらいの)城跡を散策して感じたのは、新時代を切り開いた寵児の胸の内、ないし理想には到底思い至るべくもなく、ただただ凄い人だったんだな~と・・。
この日琵琶湖を挟んだ向こう岸にうっすらと雪を残した因縁の比叡の山並みが衝立てのように聳えていました。

 

安土を見終えたところでやっと私の旅は落ち着きを取り戻し、今回は7日間の道中を振り返りつつ缶ビールでゆっくりと駅弁を楽しむんです。

コメント: 10
  • #10

    ひねもす・のたり (金曜日, 05 7月 2019 12:38)

    すずめさん股旅日記のコメントを見てビックリしましたよ。
    毎夜の酒の供、ベストファイブ拝読。
    何事にも探究心旺盛で、「食」についても造詣が深い内容ですね。

    鯨肉・・確かに、当時は重要なタンパク源で、子供の頃は良く食卓に出ましたねぇ~。
    今や高値の花で、我が家では食卓に並ぶことは皆無ですが、日本の商業捕鯨が7月から再開し、
    少しは安く流通するでしょうか。
    のたりは、食べ物の好き嫌いは殆ど無く誠に幸せな事なのですが、残念ながら鯨肉は大変苦手
    なのです。
    小学生の頃夕食に鯨肉が出ると、もう泣きそうで…。チョットしたトラウマで…。
    贅沢な今昔物語ですよ。

    >猪肉・・1時間程コーラに漬け込んでから調理。
    >鹿肉も・・ワインに漬け込み調理。…こうなると本格的。
    よしっ!
    全日本ジビエ料理協会会長(既に有るかもね)に推薦しますよ。

    船凍イカに・・ホタルイカも大好きで・・そしてお勧めは豚足・・
    コリャー相当「酒」が進むでしょうね。

    蛇足ですが調べてみると、日本ジビエ振興協会がありました。残念。

  • #9

    お矢来すずめ (月曜日, 01 7月 2019 22:10)

    いやはや、お二人様・・食べず嫌いなんて言ってた日には人生の楽しみを半分知らずに済んでしまいますよ。どのみち人は他者からの恩恵を糧に生存しているんですから、割り切って大いに雑食文化を体感されてみたら如何でしょう。

    そこですずめの毎夜の酒の供、ベストファイブをご披露いたしますと・・
    先ずは鯨肉・・子供の頃、母親が今夜はステーキよ~と言えばクジラでしたね。今は専ら乾燥鯨肉オバイケを辛子味噌で遣ったり、クジラのベーコンなんかは人の握りこぶし程の量でも数千円もするんですが、これを薄くスライスしたのを醤油にくぐらせ遣るとこれがまたビールが進むんですよ。因みに鯨食本場の高知へ行く折はいつも鯨鍋(すき焼き風)と刺し身がでる居酒屋ののれんをくぐります。そして嬉しい事に今日(7月1日)からIWCを脱退した日本は40年振りに商業捕鯨を再開することになり、クジラ肉大好き人間には少しは手軽に食べられるかなと期待をしています。賛否両論はあるでしょうけど・・。

    お次は猪肉・・有害鳥獣駆除をされている方から時折分けて貰うんですが、これを食べる分だけ解凍したのを1時間程コーラに漬け込んでから調理します。こうするとアクも抜けうま味も増すんです。そうしてから、塩胡椒で網焼きにしたり、猪鍋(すき焼き風)にして遣っていますが、イノシシの一番美味いのは何と言っても脂身です。ブリブリの歯ごたえと甘味はこれが豚と親戚とは到底思えないほどの食感です。

    鹿肉も・・駆除をされている方から戴くのですが、後ろ足の付け根から足首まで骨付きのまま一本(但し毛皮は剥いでくれています)その約6kg程を一つ一つの筋肉ごとに切り分け冷凍しておき、食べる時はその一つを解凍してから猪肉とは違いワインに漬け込みます。猪肉と違い臭みが少ないのでこれで味にコクが増すんです。そしてこれを大蒜と葱でソテーしたり、カレーの具にしたりしてますが、何日置いても柔らかく極上の赤身肉として楽しめます。

    船凍イカですが・・釣り上げたイカを船上で即冷凍したものをインターネットで取り寄せていますから肝も遣えるのがミソです。捨てるのは目玉だけ、皮付きのまま手っ取り早く捌いて・・肝和えした生を刺し身醤油で遣ると日本酒なんぞグビグビイケます。あと、刺し身醤油・お酢少々・日本酒も少々の漬け汁に肝も一緒に一週間ほどガラス瓶に漬けておくと何とも濃厚な塩辛風味の酒の摘まみになります。肝入りのイカ大根、葱とソテーしてもなんともたまりません・・・。
    イカと言えばホタルイカも大好きで・・ネットで取り寄せ解凍後、湯がいて酢味噌で遣ったり、前述のように塩辛風に漬け込んで遣ったりしています。

    先に猪と対比した豚ですが、唯一のお勧めは豚足・・最近はそこらのスーパーでもちらほら見かけるようになり、、、想像力逞しい向きにはチョと抵抗感はあるでしょうが、そこはもう頭から外してコラーゲンの塊と思って骨周りにかぶり付くと独特の風味と食感がたまりませんよ。お酢に醤油を垂らしたものにこれを付けて遣るとビールにも日本酒にも合います。

    少々長くなり文好きのすずめもさすがに疲れて来ました・・
    いやはや、こんなクダクダしい戯言をもしもここまで目を通してくれた方の方がもっとお疲れではないかとやっと気付いたところでおしまいに致します。

  • #8

    桜餅 (金曜日, 21 6月 2019 00:57)

    パタリロ様も、クマに驚かれたよう。
    ”馬刺し盛り合わせと牡丹鍋(猪鍋)。この後、鹿のから揚げ、そしてキノコと熊肉のソテー”鹿のから揚げに実は私も驚いていました。馬肉は人気なのか最近スーパーでも見かけることがあるようになりました。私もちょっと勇気が出ず、まずはすずめ様のレポートで目の相伴に与らせていただけら。。。。

  • #7

    パタリロ (日曜日, 16 6月 2019 06:26)

    素晴らしい写真の数々
    パシャッ! Σp[【◎】]ω・´)

    パタリロも実際に旅行をした気分になりましたよ♪

    クマの肉!
    美味しいのですね。
    でも、パタリロは美味しいと分かっていても食べず嫌いなので、おそらく食べれないと思います(・(ェ)・)

  • #6

    桜餅 (水曜日, 08 5月 2019 22:16)

    すずめ様、今日は。
    丁寧に教えてくださってありがとうございます。こちらもやはり一朝一夕でなく、長年の観察の賜物ということですね。
    座席も考えたことはありませんでしたが左側を意識してとって、まずはしっかり景色を見るところからという事がわかりました。しっかり景色の流れをみずに、メインスポットだけ美味しく楽しむなんていうのはやはりありませんね。記載くださっている見どころ、宅間の塩田など知らないところも多くありまして、道中も楽しめるようにまずは一か所からでもと考えております。

    女性の登山客、やはり多いのですね。いつもブログを拝見して意外に思っておりました。体力ではない。という所が、深いです。
    自分で体験することは限界がありますが、こちらで皆様の体験談を見聞きさせていただいて、とても楽しませてもらっています。

  • #5

    お矢来すずめ (土曜日, 04 5月 2019 22:40)

    さくらさん、伊吹山は花の百名山にも列挙されて山野草の宝庫として良く知られていますね。わざわざお灸のもぐさのために足を運ばれたとの事ですが余程質の良いヨモギが採取できるんですね。やはり伊吹山は植生の豊かさがなおの事窺われて、私も一度は花の咲き乱れる時期をねらって散策してみたいと思っています。

    この伊吹山を含め安土城祉、関ヶ原そして我らが大好き富士山を新幹線の車窓から気兼ねなく眺め入られるには・・いつも東京に向かって左側の窓際(特急しおかぜならD席、新幹線ならE席)に陣取るようにしています。指定席が取れなかったときは自由席車両に並ぶんですよ・・。そうこうしながらこれまで何十回と同じ景色を物色して来ましたから、いやでも覚えたんです。
    他にも私のチェックポイントはしおかぜの車窓では先ずは宅間の塩田跡のゴルフ場を過ぎて直ぐに見える津嶋神社(海岸から200㍍沖の小さな島に橋で繋がれている)を見て、その後瀬戸大橋からの眺望にうっとり、山陽新幹線からは国宝姫路城をビルのはざまからチラチラと垣間見、ウィスキーのメッカ・サントリー山崎蒸留所を羨望し、京都を過ぎたら瀬田の唐橋・・そしてくだんの歴史スポットへと私の列車旅は落ち着かないことこの上ないもので週刊誌を読む暇もないほどです。

    今、空前の登山ブームとなっていますが、その中核を成しているのは中高年者と山ガールですよ。その殆んどのブーマーはチョッとしたきっかけで火が着いたように山にハマるようで、恋焦がれる気持ちの方が体力的不安を払拭するみたいです。逆に女性の方が山には強いんじゃないかと思われ、瞬発力は分かりませんが持続力は絶対女性の方があると、私の知る範囲の山女(やまじょ)を見るとそう感じますよ。体重移動と呼吸法なんかで随分と疲れ方が違ってきますから、とにかく山道に慣れる事ですよ。

  • #4

    桜餅 (木曜日, 02 5月 2019 00:23)

    今日は。待っていました!すずめ様の豪快旅日記。
    今回は春の雪山登山から、ご子息との松本旅行、大江戸旅行と盛沢山で、GWここまで殆どの時間家で大掃除に明け暮れていた私は、バーチャル旅を楽しませて頂きました。

    春でも、穂高は別世界ですね。すずめさんのこれまでの登山記からは女性、それも壮年の女性も本格登山をなさっているかたも少なくないようで驚きます。どう見ても装備の重さも結構あるでしょうし雪に足を取られて平地の何倍も負荷がかかるでしょうし、体力でハンデがあるはずなのに相当なトレーニングをなさっているのでしょうか。
    ガスや風を読んで山頂を目前にしながら下山の判断をなさる下りなど、読んでいるだけでも、せっかくここまで来て目前にしながら、など思ってしまいます。精神力が鍛えられそうです。

    ご子息と共通の趣味がおありになって、素敵ですね。大人になって家族と共通の趣味があって同じ時間を過ごせるなんて。松本でのジビエ料理もおいしそうです。やはり、こういう計画はご子息様が立ててくださるのでしょうか。

    帰路、富士山も美しいですが車中から高速の列車の中からキレイに撮影なさっていて驚きです。
    関ヶ原はともかく、伊吹山や安土城址、どうやって特定?なさっておられるのでしょうか。あらかじめ、Googleマップで確認なさるのでしょうか。伊吹山、私は以前もぐさを求めて足を運んで、時々お灸を自分に据えております。あそこがあの山、とわかれば数倍道中も楽しくなりそうです。
    楽しい旅日記にお礼申し上げます。

  • #3

    お矢来すずめ (月曜日, 29 4月 2019 22:13)

    山の天候は平地と違って雨、風、雪ともに激しくあっという間に極端に変わりますからルートファインディングも含めて状況判断には冷静なる対応が求められますね。無事に下山するという最大テーマのもと、それが単独での山行ともなれば余計に気合いを入れながら全て一人で解決しなければいけない集中感とともに下山した時に味わえる安堵感がセットになって浸れる取って置きの濃密な時空となるんですよ。

    私の学生時代は日々麻雀に明け暮れ、あっちこっちに車で旅をしてばかりで折角の大東京を味わうこと無く終わりましたので、その分大人になってからの方が大江戸散歩に興味を持つようになりましたね。特に皇居周辺は散策していて歴史的施設資物が多く散見されて飽きないです。
    帰りの新幹線をわざと午後の便にして、お堀を歩きで一周(約5キロ)して帰ることもよくありその折は靖国神社や千鳥ヶ淵戦没者墓苑には必ず立ち寄ることにしています。
    そのほか学生時代下宿していた周辺をうろついてお世話になった思い出の豚カツ屋、銭湯、パチンコ屋なんかの今を探ってみたり、時には学び舎に足を踏み入れ50年前の自分達の時代との違いに想いを馳せてみたり・・と、言うなれば私にとっての東京詣は若き日への回帰、センチメンタルジャーニーでもあるんです。

    好むと好まざるとに関わらず高齢者扱いされる70歳という年を迎えるにあたっては厭でも残りの人生を算段する事よりも、来し方の悔恨の方に情が移り切なさが伴なってちょっぴり胸を痛めるんですよね・・のたりさん、ひうちさん。

  • #2

    ひうち灘 (月曜日, 29 4月 2019 16:36)

    すずめさんこんにちは。
    冬山の魅力には抗しがたい様ですね。
    すみませんこちらは苦労危険も伴わず、机の前でノホホンと素晴らしい雪の世界を楽しみました。
    やはり若い頃スキーなど冬のスポーツをしていたすずめさんだから、冬山もすぐになじむのでしょうか。
    又それにも増して食べることにもこだわりがあり、楽しく読ませてもらいました。
     山に、食に、家族に満足して1日に感謝し、そして明日に目を向ける
    そんな充実した日々を過ごしているすずめさんがうらやましい。
    私は冬山には行けませんが、後は気持ちの持ちようで近づけるかも。
    お互い頑張りましょう。

  • #1

    ひねもす・のたり (金曜日, 26 4月 2019 22:23)

    すずめさん 股旅日記読ませてもらいました。
    前半・中・後半、それぞれに興味深々の内容でした。

    まず前半ですが、若き日の憧憬とは言え、三月の新雪を踏みしめラッセルで登ってゆくなんて、私には「絶句!」としか言葉が有りません。
    写真だけを見てると鮮やかであり、荒々しくもあったりですごく綺麗なのですが、ガスが濃くなり、滑落の危険性もありの文章のくだりなどを読むと、「古希の人間が単独行なんて…」「そんな馬鹿な…」と思ってしまいますが、「そこに山があるから」でしょうか。
    冷静に丸山までと判断したのは、すずめさん年の功でしたね。

    中盤の下山して松本から東京の「ぶらりすずめの親子日記」(笑)は、一転ほのぼのとさせてくれました。
    喰いチューブのすずめさんならではのグルメレポートは、日頃口に出来ないものばかりですね。
    メニューに関しては「酒場放浪記の吉田類」を大きく引き離してますよ。
    熊は食べたことがないので、どんな味なのかチョット興味がありますね。
    東京は学生時代を含め社会人になってからも仕事で良く行かれてるようで、流石に詳しいですね。
    B1~8Fのちゃんこ霧島って!!!全階同じ味なのか?階によって違えてるのか?にしてもスゲー!!!

    後半は古の歴史スポットに目を向けつつ、旅の余韻に浸りながら…ビール。
    この気分しっかりと解りますね~。

    7日間の貴重な旅レポート有難うございました。