花々の山・・別子山系

お矢来すずめ

 

今回、紹介する花たちですが新居浜別子ライン側から取り付く山・・

平家平、冠山、綱繰山(つなくりやま)、大佐礼山(おおざれやま)、

銅山峰から西山、西赤石山、東赤石山・・

 

そして土居町赤星山で出逢った花をピックアップしました。


アカミタンポポ

 

 

 

  

アケボノツツジ(西赤石山)

 

 

 

 

西赤石山のアケボノツツジは一本一本が大きくこのように山頂部全体に点綴していて、新居浜市内からもそのピンク色がはっきりと目視出来るほどです。



イシヅチザクラ

(二種類のヤマザクラの交雑種で石鎚山系と赤石山系だけに咲き、その満開時期に山行計画を合わせにくい愛媛県の絶滅危惧種です)

イシヅチボウフウ

 

 

 

 

イチリンソウ

 

 

 

 



オニタビラコ

 

 

 

カタクリ

(山で見かける花にあって、これほど艶やかで気品をも併せ持つ花は他に知りません)

コガクウツギ(先にレポートしました銅山峰山行で見かけ調査中としていました花です)

 



 コメツツジ群落

(ガスってますが、雰囲気だけでも・・)

コンロンソウ

 

 

シモツケソウ

 

 



ショウジョウバカマ

 

 

シロニガナ

 

 

ツクバネウツギ(これも調査中だった花です・・花弁の内側に見える黄色い網状は模様なんですよ)



三種協演・・ナンゴククガイソウ(紫色)、キスゲ(黄色)、シコクフウロ(白)

 

ニガナ(調査中だったシロニガナと同時に判明した花です)

 

 

ヒカゲツツジ(一見、シャクナゲ?・かと思えるほどですが、それもそのはずシャクナゲもツツジ科なんです)



ヒメレンゲ(マンネングサとも呼ばれています・・渓流沿いの岩場に張り付くように咲いていました)

ミヤマハコベ群落

 

 

 

ヤマブキソウ

 

 

 



ラショウモンカズラ

(羅生門に棲み付いた鬼退治で切り落とされた鬼の腕に見立てて・・?)

アカマツの雌花

(その奥にそびえ立つのは西赤石山です・・その手前にF・K・両君が・・)

赤星山(1453㍍・・)

 

 

 



赤星山・・と聞いても??でしょうが土居町にあっては伊予小富士と呼ばれシンボリックな存在の山です。

 

山容もピラミダルな独立峰的雄姿が写真のようにほとんどの西条市内からでも望まれる隠れ名山です。

 

山頂標高は石鎚成就社のそれとほぼ同じ位ですが、海からの距離が短く登山口から標高差1200㍍を一気に駆け上る山行は日本アルプス並みの本格登山を強いられるものです。

 

その分登山道脇を流れ下る急峻な皇子渓谷沿いには大小の滝が連続していてその渓谷美からしても日本百名山もしくは二百名山に何故のこと名が挙げられなかったのか不思議なくらいです。

 

秋の紅葉季はおそらく絶景の渓谷歩きになるのではと私も秘かに狙ってはいるのです。

 

以上、花々の山・・四国編を勝手気ままに羅列してきました。

 

つたない、すずめの学習能力では花の種類、名前について調べて判ったなどと一人合点して誤謬おおいに有りのところも、厚かましくお許しを戴きながら正誤についても遠慮なくご指摘を請うばかりと思っています。

コメント: 6
  • #6

    お矢来すずめ (月曜日, 20 8月 2018 21:41)

    さくらさん、私も小さい頃から今でも恐竜ネタには逃さずチェックをします。その昔、映画館で見た洋画の恐竜のコマ送りのぎこちない映像にも釘付けになり、その夜中には夢でうなされていたそうです。その強烈な印象を図画にした絵が小学校の掲示板に貼られたこともありました。ミッシングゾーンとして知られるギアナ高地には恐竜の生き残りがいるんだとも思っていましたし、ネッシーにも期待してたんですけどね~。
    そして、我が日本にも恐竜たちが闊歩していた時代があったことを証明してくれた福井竜のニュースにも心躍りましたね。

  • #5

    桜餅 (土曜日, 18 8月 2018 15:55)

    こんにちは。
    またも力作の花図鑑のご投稿有難うございます。山野の花々は慎ましくていずれも可憐ですが、意外にカタクリの花が美しいのですね。
    花の特定にも多くの労力が必要と思いますが、それも楽しまれているご様子がうかがえます。

    花の進化と恐竜の話は大変興味深く読ませていただきました。恐竜の絶滅は謎が多いですが、身を守るために植物が進化したとは。恐竜ネタは大好きで、いつかもっと深く知りたいと思いました。

  • #4

    ひねもす・のたり (火曜日, 14 8月 2018 10:47)

    こんにちは。
    さすが花好きのひみこさん、熱心に図書館・書店巡りされてたのですね。
    私などその内に調べてみようかな程度で…(謝)

    すずめさんあなたのピーチクパーチクは知識が深くて、その一つ一つが大変勉強になっているのは私だけではないと思います。
    ピーチクパーチクの継続を今後も期待していますよ。

  • #3

    お矢来すずめ (月曜日, 13 8月 2018 15:34)

    心やさしい皆さんに「花図鑑」なぞと評されると、不肖のすずめにはまことに恐れ多いことこの上ないのですが、煽てられたら木に登るどころかアルプスにだって登るすずめですから、、また懲りずにちょっとだけ自己中的一家言を愚言したくなりました。
    いつものことですけど山行の途次、足もとに咲く小さな花との出会いでは、調べ得たその名前が出てくることで花たちと何だか通じてるような親近感が湧いてきて、そのあとの一歩がまた軽くなるのですが、そういう力を花たちは持っているんです。

    あぁ、ひみこさん、大変なお手数を掛けていたようですね~。そしてコガクウツギ、ツクバネウツギ、ニガナ、それぞれの名前にも行き着いていたんですね~。ありがとうございます・・これからもまた宜しくお願いしますよ。
    そして私も最後の白い花の名前が・・近いところまでは行き着くのですがちょっとした花弁や葉っぱの微妙な違いで確定できないでいます。(散りかけ始めたコンロンソウかな~・・とも?)
    またそれとは別に似たような花を調べていくと、同じ花でも花弁の数が4枚から7枚まであったり、色の付き具合がまちまちだったり、葉っぱに繊毛が付く付かないで呼び名が違ったりするし、雄しべ雌しべのミクロレベルでも仕分けがあったりして、、挙げ句すずめの小さな脳みそは大混乱・・金山寺味噌状態に陥ることしばしばです。

    このように花たちの事を調べていくと、もの凄い多様性を持った世界に翻弄されることおびただしいのですが、その些細な属性の違いにまで目をつけ観察し科目、種類を確定されてきた学識者、先人の弛まざる探究心と労力には敬服することこの上もないですね。

    あと、名前を付けるにしても低地から高山域にまで分布を持つ同種の者にはミヤマ○○○としているし、日本アルプス広域に分布する者でも最初に見つかった山の名前を冠しているのがよく有るし、中でも多いのはハクサン○○○のように古代からの白山信仰により早くから認知された名花の多いことも・・。
    以前、のたりさんがツツジ科4000種と指摘されてましたが、それぞれみんなに名前が付いてるということだけでも驚かされますよね。殊に近いところの東西赤石山山系では酸性の土質の性なのかシャクナゲやツツジの類が大繁盛していて、ミツバツツジの仲間だけでも覚えきれないくらいの種類が根を下ろしています。

    ひみこさん、図書館3館、書店3店をそれぞれ巡回調査、そしてなおも足らずにネットサーフィンと大変な労力と時間を費やしてまで4つの野草調査の為に・・とはいえハマリだした者の苦労と共に楽しみでもあったりで、なかなかに脚抜きの出来ない世界なんですよね~。それは取りも直さず山野に根付き咲く小さな花たちが持つ魅力の中にヒトは無視できない底力を感じるのではないかとも想うのです。
    私が山野に咲く小花に心を寄せるようになったのは五十代になってからの事ですが、それりもずっと前に見たテレビのNHKスペシャル「花に追われた恐竜たち」の内容が衝撃的で目からうろこがはがれたのが記憶の底流にあったようにも思います。
    ジュラ紀、ほぼ地球全体を覆い尽くす如く繁茂し巨大化した胞子植物、裸子植物に支えられた恐竜たちの大繁栄に陰りが見え始めたのが、植物たちの被子化という進化の過程で起こった変化が原因とのこと。花を着け実を付け種を作ることで効率的でより広域に長期にわたる種の温存を可能にし、併せてエネルギー消費量も節約できたこと、つまるところ恐竜たちに食い荒らされる対抗策としての巨木化に限界を感じて(?)の一策が結果として、巨大化し尽くした恐竜たちの食糧事情を一変させた・・という内容だったと思います。

    今や恐竜時代を凌ぐ大繁栄(80億人に迫る勢い)をしているヒトにとっても温暖化による食糧事情の悪化は、それこそヒト事ではない喫緊の問題であり、あらゆる食物連鎖の基盤を為す植物の環境を整える必要があるように思わざるを得ませんね。

    今回も、くだくだと飽きもせずピーチクパーチクすずめのツィートを最後までお読み戴きありがとうございました。

  • #2

    なつめひみこ (日曜日, 12 8月 2018 17:16)

    すずめさん こんにちは。

    7月の石鎚山系に続き、別子山系の花々の数々ありがとうございました。

    実は、5月にアップしてくださった名前の判らない山野草4種を、
    図書館3館に書店3店を巡り調査?名前の特定に至らず。
    それから、しつこくネットサーフィンすること数日。
    やっとそれらしき画像にたどり着いたのですが、メモ書きした用紙を紛失してしまい日にちが過ぎてしまっていました(>_<)

    コガクウツギは、山アジサイの1種かと思っていました。ツクバネウツギ・ニガナですよね!!最後の白い花は未だ持って判りません。
    葉脈や葉形が微妙に違う花が多いことに今更ながら気づいた次第です。

    すずめさんの解説つきの花々を拝見して和ませてもらいました。

  • #1

    ひねもす・のたり (火曜日, 07 8月 2018 21:08)

    すずめさんご無沙汰してしまいました。

    第二弾、「花々の山・・別子山系」ありがとうごさいます。
    大分以前に投稿貰いながら、何やかんやで更新が大変遅くなりました。
    石鎚山系と別子山系の立派な『山野草の花図鑑』になりましたね。
    不明な花の名を調べ特定したり…良い仕事してます。

    伊予富士は知ってたけど、伊予小富士は初めて聞きました。山好きには人気の有りそうなコースですね。

    お便り掲示板にも他の投稿を頂いてましたが、その返信も含めてこちらに一緒にコメントしますが、情報を貰ってた田中陽希のグレートトラバース3 「春爛漫、四国大縦走」 はバッチリ録画しユックリと見ました。
    山頂からの眺めはどれも流石の景観ですが、プロの縦走だけあってハードさ満開です!!
    テレビで満喫出来、大満足でした。

    7月17日~19日の間、北アルプス白馬岳山行だったとの事。元気ですね~!
    我々の学生の頃の大人と比較すると F A K T は若い。中でもすずめさんは20才くらい若い。
    偶然にも 「日本百名山」 収録のNHK撮影隊と同じ日程でコースも宿も同じで、撮影のカメラも回ってたとの事。
    すずめさんはアップが映える顔だけに、ひょっとして TV 出演とゆう事になるのかも!皆様期待して見ましょう。