銅山峰のツガザクラ

お矢来すずめ

先日、アケボノツツジをレポートしましたが、今度はツガザクラというツツジの仲間内でも東北以南の限られた山地でしか見られない貴重な存在であり、しかも銅山峰の植生は国内の南限とされているものです。
今回、一緒に紹介をしますアカモノや、その他にもヨウラクツツジなんかも似たような花弁をもっていますね。

 

写真① 新居浜市内から車で40分ほどで東洋のマチュピチュと盛んに喧伝されている東平に到着。駐車場に車をデポして登山道へと向かいます。

 

写真② 快晴のこの日、気持ちのいい新緑の木漏れ日を浴びながらのんびりと進みます。

 

写真③ 銅山峰からの新居浜市街遠望です。ここまで2時間40分・・快晴でちょっとひんやりした空気のもと、のんびりと登ってきた所為で汗も掻かず気持ちのいい山登りでした。

 

写真④ さて今回の山行パーティーです。FKT・・このメンバーは山だけではなく酒場放浪仲間なんです。

このあと下山して当然のようにそのまま居酒屋へ直行、ジョッキビールが立て続けに渇いた喉に消えてゆくことになりました。

 

写真⑤ なんと、若いデュオが西赤石山をバックに気持ち良さそうに歌っていました。

それがまた辺りの澄み切った空気をさらに透き通すような女性の歌声にウットリ・・。

こういうスタイルの山遊びもあるんですね。

 

写真⑥ お目当てのツガザクラの株越しに見る西赤石山です。快晴の空には飛行機雲の痕跡だけが棚引いていました。

 

写真⑦ ツガザクラをズームアップして撮りました。花弁の大きさは5ミリ程の大きさしかなく、10年前に見たときよりも随分小さくなっていました。

 

写真⑧ ツガザクラが群生しているところの写真ですが、五葉松やコメツツジなどがそこかしこに勢力を増して生えてきています。

 

写真⑨ 似て非なるもの・・アカモノです。


 

写真⑩ ツーショットです。姿かたちは似ていても違うところは萼(がく)の部分と葉っぱの形態そして棲むところも以前は違っていました。

アカモノは冷たい風の当たらない場所に見られたのが今回、先の五葉松やコメツツジの例と同様に温暖化が大いに影響しているようにも思えます。
その分、貴重な銅山峰のツガザクラの生育が細ってしまい、あと何年持つか・・という危惧さえ感じました。

ツガザクラ(左)とアカモノ(右)

 

写真⑪ さてここからは、今度の山行で見られたその他の小さな花々を紹介させてもらいます。先ず見つけたのはテンナンショウです。

写真⑫ 次に見つけたのはミヤマハコベ。

写真⑬ そしてキクバジシバリです。

 

写真⑭⑮⑯⑰ 以下の四つは初めて目にした花でただ今調査中です。
どなたかお知り合いの方がおいででしたら、何とぞご教授お願いいたします。

 

今回の山行も、標高差は500メートルほどを往復7時間かけての行程で、のんびりと見かけた花たちを愛で、快晴のひんやりとした山の空気とオゾンを体にいっぱい受けて、思いがけない若いカップルの歌声もサプライズとして、いろいろ心に残るお山でした。

コメント: 5
  • #5

    なつめひみこ (金曜日, 15 6月 2018 20:39)

    すずめさん、おひさしぶりです。
    フットワーク軽く山行なさってますね。
    銅山峰の数々の写真ありがとうございました。
    木漏れ日を浴びながら、ゆるりと歩を進める。
    最高ですね。
    「ツガザクラ」の可憐さに魅せられました。
    山野草、素朴な花を咲かせ、草の姿?も変化にとんでいますね。
    ご近所で株分けしてもらい、庭や、小さな鉢でにりん草
    大文字草・半夏生・テンナンショウ(その姿からでしょうか?
    マムシ草って呼んでました)・エビネ・ホトトギス等など植えていました。
    残念でしたが、6年前に引っ越すときにそのまま置いてきました。

    ⑭⑮⑯⑰の花、「四国の山野草」・「白い花。黄色い花の山野草」
    などで、数日検索。書店も数か所出向きましたが
    未だ名前は判りません。また、図書館でも調べてみたいと思います。

    かけがえのない友と過ごす至福の時。
    桜餅さん同様、羨ましい限りです。

  • #4

    桜餅 (土曜日, 02 6月 2018 16:14)

    こんにちは。銅山峰のツガザクラをはじめとするリポートありがとうございます。興味深く拝見しました。
    花々は、小さい白い花、黄色い花、赤い花、で通りすぎてしまいそうですが、当然ですがちゃんとそれぞれ科目も名前もあるのだと思わされました。

    特に女性にとっては花をめでる人は多くてフラワーアレンジは関心のあることの一つに思います。そこで使う花は基本的には栽培された大変存在感のある華やかな洋花が多くて、私も自然にあるささやかで目立たない花の事をすっかり忘れそうになっています。切り花だけでなくて、そこで咲いている山野草にも目を向けることで自然を楽しむ楽しみが増えそうですね。

    インドアの私にとっては、FKTの皆様の事もなげな7時間の登山や、歌声のカップルがギターを抱えているけれどまさか!往復数時間の道のりをギターや譜面台を抱えて登山したのか!?そちらが気になりました。

    登山後の皆様の居酒屋が楽しそうですね。同窓の同級生と生涯の友人であること、本当にうらやましいです。

  • #3

    ひねもす・のたり (木曜日, 31 5月 2018 22:14)

    皆様こんにちは。

    すずめさん、引き続き四国山脈の高山植物のご披露ありがとうございます。
    頂きを目指すだけが目的でなく、このように繊細な観察眼までがあったとは!
    敬礼。
    見てるだけで癒されます。よく調べていますね。
    ツツジ科は元々多いとは聞いてましたが、改めてネット調べてみると、な!な!な
    何んと!125属4000種。
    ツツジと言うよりスズランの花にしか見えない私。アカモノも…
    学術的に色々あるのでしょうが、何でスズラン科でなくツツジ科なのでしょう?
    前回のアケボノツツジは大木でしたが、花弁を見るとツツジ科で納得したましたが…
    それにしても、足元に咲く高山植物って見れば見るほど可憐で愛おしいですね。
    最後の「四枚の花の名」ご存知の方が居ればは教えてくださ~い。

    ひうちさんこんにちは。
    銅山峰から大山が写ってたそうですが、やりましたね。おめでとうございます。
    すずめさんが言う通り「地球は丸いし」私なぞ考えたことも無かったですよ。
    石鎚山の紹介などの時はそう言う話は出てなかったので、石鎚からは見えないのでしょうね。
    角度で言えば数度か十数度位の微妙な差なんでしょうし、またそれだけでなく視界の先の大山まで遮る高い山が無い事も重要な条件の一つになるのでしょうか。

    良ければそのショットもいずれご披露頂ければ有難いです。

  • #2

    お矢来すずめ (火曜日, 29 5月 2018 21:31)

    ひうちさん・・ついに捕えていましたか。

    快晴のあの日、カメラを構えて・・あっちに見える筈だ・・と山座同定しながらシャッターを切ってましたが、遣りましたね~。
    私は、いくらなんでも地球は丸いし、中国山地の手前の山々が邪魔をして一番奥の大山は無理だろうと高をくくってましたけどね。

    ひうちさん、粘り勝ち・・御見事!!

  • #1

    ひうち灘 (火曜日, 29 5月 2018 10:07)

    すずめさんレポートありがとうございます。

    お互い見るところが違いますね。すずめさんは山野草を中心に自然。
    私はただ眺望を気にして、遠くに見える頂上を眺めては山の名前の同定作業をしています…
    今回も瀬戸内に浮かぶあの島の向こうには、大山が見えるはずだなどと当てずっぽうにバチバチ撮影したりして…。その甲斐あって写真には大山が写っていましたが…
    はずかしなら山野草は、ツガザクラとアカモノを撮影しただけで終わってしまいました。

    でも共通するところは酒場巡りかな(笑)

    次回は私も山野草を気にしながら登りたいと、山の花たちをこよなくいとおしむ素晴らしい写真レポートを見てそう思いました。