アケボノツツジ(稲叢山より)

お矢来すずめ

今年もまたいつもの山仲間同級生4人組、T68で(のたりさんが頭文字をとって名付けてくれました)かねてから目論んでいたアケボノツツジを見に 稲叢山 いなむらやま

に足を運んできました。(4月30日山行)

 

あまり聞きなれない山でしょうが、アケボノツツジの山として、そしてそこでしか見られない白いアケボノツツジ(恐らく突然変異でしょう)の大木が見られることでも知る人ぞ知る山なのです。

 

掲示板でもひうちさんが紹介をしてくれてますが、西条から寒風山トンネルを越えて木の香温泉を過ぎたところを左に折れて、方向的には笹ヶ峰の真裏に位置する感じです。

 

新緑萌える林道を走ること1時間半。

 

20台は楽に置ける駐車場に車をデポして、はやる気持ちを抑えきれずすぐ出発・・とそこにはミツバツツジが早くもお出迎え。

 

そしてお目当てのアケボノツツジに御対面~。

 

歩くこと1時間30分ほどで稲叢山頂上に・・山頂というよりも小さな断崖という感じです。

 

なにさま狭い頂上のこと、近くにいた人に4人組登頂の証拠写真を撮ってもらい、そそくさと後続のパーティーに場所を譲りました。
さて皆さん、どれがで、どれがAで、どれがKで、どれがTでしょう・・?。

 

いつものように山の神さんにお賽銭を・・なんと無造作なお供え、しかも無傷(恐らくは・・)。

 

山頂より下った見晴らしのいいところにある送電線の台座に陣取り、お昼をとりながら山の眺望をしばし堪能。
右前方より平家平(へいけだいら)、笹ヶ峰、寒風山、伊予富士、瓶ヶ森、そして石鎚山をも遠望することが出来るパノラマがここの一押しでもあります。

 

アケボノツツジの何がこうも人を惹きつけるのか・・。癒しの花色をとくとご覧あれ・・。


 

そして、冒頭でも紹介をしました白いアケボノ・・稲叢山とはその登山道を異にする峰筋にある西門山(にしかどやま)方面に咲いているはずなのですが、今回はちょっとパスして次回を期するに留めました。

 

皆さんにはそれではあまりにも思わせぶりで悪いな~と思いますので、以前に撮りためて置いたショットにてご勘弁をお願いする次第です。
 この時は真っ青に透ける五月晴れのもと、紅白のアケボノツツジ爛漫の競演でした。

コメント: 9
  • #9

    ひねもす・のたり (水曜日, 23 5月 2018 21:35)

    すずめさん さくらさん こんばんは。
    お二人のやり取りを楽しく拝見してました。
    リンドウの花→野菊の墓→政夫と民子 誠に読み応えのある連想コメントでした。

    すずめさん時間の取れる時で結構ですので「山の花レポート」楽しみにしてます。

    所で「FAKUT68で何かアクションを起こしてみたく…」ですが、U(のたり)
    が入ってますがな(拍手)。
    アクションOKですよ。いずれ調整しましょう。とびしま海道を渡っておいでよ。

    それにしても、時の経過が早いですね。
    3月1日の卒業式に参加してから間もなく3か月になります。
    一年余り前までは、我輩仕事の一環のつもりで毎月欠かさず帰省してたので3か月も帰省しないと、どうも落ち着きません。
    まだ先の事になりますが、6月中(下旬)にひとまず帰省します。
    それまではブログ・掲示板での交信を含め、よろしくお願いします。

  • #8

    桜餅 (木曜日, 17 5月 2018 23:11)

    平地でなく高山だからこそ固有種が残っているのでしょうか。今や、動物も植物も外来種に押されて日本の固有種がどんどん減っているというニュースばかりが目につきます。

    野菊の墓ですが、私も涙なしでは読めなかったものです。短い小説なので、リンドウに触発されて先日再読をいたしました。
    主人公の年頃でなく親世代になった今、まったく違うことをちょっと思いました。
    民子と政夫の『余儀なく』結婚したお相手の気の毒さです。もし自分の夫や妻が、知らぬこととは言え自分以外の他人を一日も心去らぬほど思っていて、思う相手と添えなかった心は死んでいて『生きながらえている』など思っているなら、悪夢です。人の人生を何だと思っている、という感じです。

    個人的な感想文になって失礼いたしました。でも、これからもやはり、リンドウは政夫を野菊は民子を思い出すと思います。
    人それぞれ花にまつわる色々な思い出がおありでしょうね。花レポート、楽しみにしております。

  • #7

    お矢来すずめ (水曜日, 16 5月 2018 21:56)

    さくらさん・・こんばんは。

    野菊の墓・・私も高一の時、図書室から借りて読みました。野菊のごとき民子のどこまでも従順に生きようとして、その心の想いを胸にしまいこんだまま早世した儚くも切ない物語りに胸を詰まらせたものです。そして、元来がへそ曲がりな性格でしたから・・俺が政夫だったらどうしたろう・・と生意気にも夢想したものです。
    それが今や人の手が入らない自然の中でひっそりと咲いている野山の花に興味が移るようになったのは、ひょっとして・・。

    植物の世界ではキタダケソウに限らずこの小さな島国にあっても結構固有種は珍しくなく、その地形や地質、気候の変動で突然変異的に発生したものの、周りとの生存競争や外の環境に馴染めず交配交雑もせず、ずっとその場所に閉じこもっている連中はある意味マイペースで頑固者なんでしょうね。

    さて6月中旬頃から咲き始めるキタダケソウ・・前回は時期を逸して見誤ってしまいましたが、今度こそは・・。

  • #6

    桜餅 (火曜日, 15 5月 2018 01:08)

    そうですか。F様が正解。お一方でも正解できて良かったです。誠に勝手ながら、イニシャルから受けたフィーリングで答えを書かせていただきました。

    すずめ様の花シリーズ、ご無理ないところで楽しみにしております。
    これまででは、昨年末の北岳レポートでご紹介くださった北岳固有のキタダケソウが印象的です。山に限定の固有種があるのですね。

    そういえばリンドウは私も知っています。野菊の墓に出てくる「政夫さんはリンドウのような人だ」でどんな花だろうと思ったことがきっかけです。
    登山のあとご苦労して名前を調べておられるのでその成果だけお分けいただくのは恐縮ですが、楽しみにしております。

  • #5

    お矢来すずめ (月曜日, 14 5月 2018 21:58)

    みなさん・・こんばんは。

    FAKT68・・に対する皆さんのリアクションに何とも嬉しく、面映ゆくもあります。
    できたら今度、FAKUT68で何かアクションを起こしてみたくなりましたよ・・のたりさん?!
    そして、そのうちにF君もこのHPをいつも覗いているようですからきっと近いうちには広島道前会デビューをしてくれるものと期待しています。

    さて、ワタシことすずめはここで告白します。
    季節の移ろいをそれぞれ彩る花々に目と心が奪われるようになったのは50代になってからなんです。本当にお恥ずかしい話ですが・・曼珠沙華は春と秋のお彼岸に咲いている・・という認識の度合いでしか無かった人間なんです。

    それが、ある山行の道行きで、朝見かけたリンドウのねじれてすぼんでいた花が帰りには綺麗な花紺色の何とも艶やかな姿に咲きひらいているのに気づいて、その背丈も20センチそこそこの小さな花にもそれぞれの生を謳歌していることに心を奪われたのです。
    それまでは、私にとって山は文字どうり登山であって上り詰めるために、達成感を得るためにあった存在でした。それが今は道中の足元にひっそり咲く可憐な殆んど名前も知らない花々に出会いたい、その名前を是非とも知りたい、図書館やインターネットでやっと知り合えた相手に次に再会できたときにはその名前を呼べる胸の時めき・・。(人ではなく相手は花ですよ、お間違いのないよう)

    話はツツジに戻りますが、今までに私が山で出会ったのは前述のアケボノツツジ、ミツバツツジのほかにオレンジ色のヤマツツジ、ほのかな黄色い色のヒカゲツツジ、コメツツジの樹形は下界で見られるサツキ(キリシマツツジ)ほどですが小さな白い花をみっしりとつけ心を和ませてくれます。ちょっとツツジとは思えない変わり種にツガザクラとアカモノがあります。このふたつは石鎚山系のすぐ東に位置する赤石山系の銅山峰付近で丁度今頃から咲き始める花です。

    ここまで紹介をしましたからには、また今度は撮りためた山の花をレポートしたくなってきました。ひうちさんからは・・またこれ見よがしなんだから・・と突っ込まれそうですが、実のところちょっとアップネタ切れのところを御理解戴いてご勘弁を・・。

  • #4

    ひねもす・のたり (木曜日, 10 5月 2018 21:08)

    5月8日付け のたりの コメントの間違い訂正です。

    語感もしっくり来る「KAFT68」に命名し直しての四人組デビュー は
    語感もしっくり来る「FAKT68」に命名し直しての四人組デビュー が正解。
    訂正申し上げます。折角のデビューなのに…。

    さくらさんFAKT当てクイズちょっと難しいですよね。
    Fだけ合ってます。
    ヒント…フォトギャラリーの68回生同級会二次会写真に のたりが一番左で
    どこかにKとTが映っていますよ。

  • #3

    桜餅 (水曜日, 09 5月 2018 22:47)

    すずめ様、今晩は。
    せっかくなので。皆様の頭文字は左の方から A,K,T、F。如何でしょうか?

    皆様、植物にお詳しいのですね。アケボノツツジ、初めて知りましたし、のたり様同様ツツジは低木の印象でしたから驚きです。
    FAKT68。いいですね、高校からの、中には小中学から?のご友人で。羨ましいです。
    今年もまた、という事は季節ごとの楽しみを山に見つけて年に数回は恒例で山上りでしょうか。

    白はまた、という引き際がまたいいですね。何事も引き際が大切ですし。
    高山の花?なら知らない方も多いのではないでしょうか。
    珍重な花をお見せくださってありがとうございました。

  • #2

    ひねもす・のたり (火曜日, 08 5月 2018 21:03)

    すずめさんこんばんは。
    稲叢山とアケホノツツジなどの紹介ありがとう。
    平地にあるツツジをイメーをしてましたが、想像以上の大木で驚きです。

    先日ブログ「春の海」へコメントくれてましたが、その文中のKAFT68には思わず吹いてしまいましたよ。
    KAFTは確かに私が四人組の頭文字を取って便宜的な呼称としたものですが、すずめさん本来の茶目っ気で68回生の68が付いている。
    こりゃ面白いと考えるうちに、顔写真まで投稿されたので語感もしっくり来る「KAFT68」に命名し直しての四人組デビューと相成りました。(笑)

    さて本題ですが、稲叢山のミツバツツジ・アケボノツツジ、言葉では表現出来ない綺麗な花色、まさに曙色ですね。
    限られた高地にしか出ない色合いなのかも知れない…と勝手に想像したり…。

    稲叢山は初めて知りましたが、さくらさんが以前投稿された「仁淀ブルーを訪ねて」のブログの最初の地図を見てみると“にこ淵”の少し北東部に載ってました。

    また、私の想像の域は出ませんが、「稲叢山」の古い字を見てると、その少し向こうに平家平が有るし“もしかして源平の頃、いやその
    ずっと昔から稲作が出来る場所だったのではないか”などと…想像を巡らせています。

    石鎚山系は、私が西条から広島に離れて特に感じるこの頃ですが、見所満載でちょっと羨ましいくらいです。
    投稿してくれるおかげで、居ながらにして地元を楽しめてます。ありがとう。

    ひみこさんこんばんは。AとFは解りますか~? 正解確率50%です。

  • #1

    なつめひみこ (火曜日, 08 5月 2018 14:33)

    すずめさん おひさしぶりです。
    稲むら山紀行ありがとうございました。

    庭先の1mに足らないものしか見たことのない
    ミツバツツジの高さにびっくり。『アケボノツツジ』はその名すら
    知りませんでした。(お恥ずかしい次第です。)
    随分と大きな花びらですね。たくさんの花が開いているのに
    優しく包み込んでくれるような思いになるのは、やはり「癒しの花色」
    の所為でしょうか。最後の写真、見上げると澄み切った青空。
    そよ風に紅白の花が揺れ動くさまを想像するだけで、
    優しい人になれる気がしました。

    それにしても 【FAKT68】  のたりさんナイスネーミングですね。
    JK(女子高校生)が聞いたら思わず 受けるぅ~って言いそうです(笑)
    すずめさん・ひうちさんは解りましたあ!?